2013年4月4日木曜日

阿修羅だったイエス

避妊薬ピルが解禁になり13年余。緊急避妊薬ノルレボ発売から2年弱。
日本にはOC(ピル)を普及させると唱え、ノルレボを推奨するという人は少なくない。
しかし、現実は中用量ピルが低用量ピルに置き換わっただけだ。
それは当然の事なのだ。
中用量ピルの10倍、20倍の価格にして普及するわけがない。
価格の国家統制を不問にし、女性の無知が普及の障壁だと言う。
望まない妊娠と中絶の問題があるのに、
OC(ピル)はQOC(生活の質)改善薬だと強調する。
ノルレボの価格は、
日本でのピルの第一人者といわれる医師の病院もその値段(27000円)」
だったりする。
何か間違っているのではないか?
OC(ピル)を普及させると唱える仲よしグループが跋扈しても、
何も変わらない。
それどころか、日本のピルの灯は消えてしまうかもしれない。


帝釈天は力の象徴。阿修羅は正義の象徴。
阿修羅は元々善神であったが、その常に闘う心ゆえに鬼神となった。
仏教は阿修羅を仏法の守護神と位置づけた。
阿修羅は鬼の形相と正義の心の両面を持つ。
仏像としての阿修羅像は温和だ。
阿修羅の形相を見ずに心を形にしようとしたからだ。
私には阿修羅とイエスが重なる。
「わたしが来たのは地上に平和をもたらすためだ、と思ってはならない。
平和ではなく、剣をもたらすために来たのだ。」(「マタイ伝」10)


戦いの鬼神阿修羅が仏法の守護神であったように、
日本のピルを守るのは鬼ではないのか、
鬼が必要なのではないのか。

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