この生物学的特性のために、女性が社会的に不利益を被ることかあってはなりません。
女性の生物学的特性が女性の不利益となる社会的仕組みを変えていくこと。
この課題の中に、「生理休暇」問題も含まれますが、
関心は妊娠・出産問題より低いのが現実でしょう。
しかし、本質的には同じ問題です。
この問題は社会的問題なので、社会的に解決するのが基本です。
妊娠出産による不利益は、女性が働かなくてよい社会にすればよいという考えは、
あきらかに間違いです。
なぜなら、それにより働く女性に対する社会的差別が解消したことにならないからです。
社会的に解決すべき事柄を社会的に解決せず、
女性の身体を通して解決しようとするイデオロギーに警戒する必要があります。
「女性手帳」の発想にそのようなイデオロギーが見え隠れするようにも感じます。
ピルは生理に関するトラブルを軽減する可能性のある薬ですが、
生理があるという生物学的特性による不利益をピルで解決するというのは間違いです。
それはまさに社会的問題を女性の身体を通して解決する典型だからです。
中山いづみ氏の田口亜紗著『生理休暇の誕生』書評。oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/oz/545/545-06.…原著、書評とも評価できる仕事。
— ピルとのつきあい方(公式)さん (@ruriko_pillton) 2013年5月14日
非正規労働化が進行する中での生理休暇の問題や生理休暇が生理日を対象としていてPMSを含まない問題、さらには生理休暇制度そのものが不要という説など、考えるべき問題は多い。
— ピルとのつきあい方(公式)さん (@ruriko_pillton) 2013年5月14日
生理休暇の不正取得があるから生理休暇をなくせと言う議論は、生活保護の不正受給があるから生活保護を削減せよという議論と同じで、受け入れられない。
— ピルとのつきあい方(公式)さん (@ruriko_pillton) 2013年5月14日
生理休暇問題は微妙な点があり、議論が深まっているとは言えない状況だと思う。この問題は女性の社会的生き方にも関係するかなり本質的問題だと思うので、多角的な視点からの議論が必要だろう。
— ピルとのつきあい方(公式)さん (@ruriko_pillton) 2013年5月14日
ピルは生理に関するトラブルを解消したり軽減することがあるが、誰でも同じように効果があるわけではなく、生理休暇問題の議論とピルの利用は切り離して考えるべき問題だ。
— ピルとのつきあい方(公式)さん (@ruriko_pillton) 2013年5月14日
ピルの副効果を強調する言説が流行する中で、ピルで生理痛問題は解決するとか生理痛は病気と考えるべきでしっかり受診して病欠扱いにすべきとか、勇み足的な言説も目立つようになっている。
— ピルとのつきあい方(公式)さん (@ruriko_pillton) 2013年5月14日
ピル界隈にはピルの奥深さに目が届かずに、ピルを都合よく弄ぶ言説が多いように感じる。ピルはその周辺にも目配りが必要な薬なのだ。だから、「ピルとその周辺」を語ることが必要と思う。
— ピルとのつきあい方(公式)さん (@ruriko_pillton) 2013年5月14日
ピルがもたらすさらなる「女性の身体の医療化」の問題に無自覚だと、ピルは女性を幸せにできないかもしれない。
— ピルとのつきあい方(公式)さん (@ruriko_pillton) 2013年5月14日
ピルは関わり方次第で、身体の自分性を取り戻す道具ともなるし、身体の自分性を喪失する道具ともなる。ピルとのつきあい方は、自分の中では重たいテーマなのだが。このテーマ自体が気づかれていないのではと思うことが多い。
— ピルとのつきあい方(公式)さん (@ruriko_pillton) 2013年5月14日
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