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2013年10月13日日曜日

血栓症初期症状を説明している医師は21%

ピル服用開始時に血栓症の初期症状を知っていましたか?」のアンケート回答が100件になりました。
ご協力ありがとうございました。
下の画像は2013年10月12日現在の結果です。



1.サンプルの代表性

回答数は100と少ない段階です。
しかし、回答数30以後の各項目の回答率は、ほとんど変動していません。
年齢分布や地域分布も、当ブログで行っている他のアンケートと近い数字になっており、
サンプル数の少なさによる誤差はあまりないと考えます。
もっとも、アンケートへの誘導リンクは「ピルとのつきあい方」関連サイトが主なので、
回答者の偏りはあるかもしれません。
血栓症の初期症状を服用前から知っていたとの回答は、19%に達します。
血栓症の初期症状を知っている一般女性はごくわずかなはずなので、
回答者には知識レベルの高い女性が多く含まれていると推測されます。

2.知らせようとしている医師は38%


1: 服用前から知っていたし、医師の説明もあった。8件  (8.0%)
3: 処方時に医師から説明を受けて知った。 13件  (13.0%)
4: 処方時にもらったパンフレットで知った。16件  (16.0%)
6: 服用開始後に、医師の説明で知った。 1件  (1.0%)

以上を合計すると、38件(38.0%)となります。
パンフレットを渡すだけでも医師が知らせる努力をしていると見なせば、
38%になります。
4と6の回答を差し引くと、処方時に血栓症初期症状を説明している医師は21%です。
ただ、どの程度の説明が行われているのか、
このアンケートからはわかりません。
コメント欄には以下のようなコメントがあります。
「付け足すと、血栓症の初期症状についての説明は非常に簡素なものでした。『ピルの注意事項を読んで、なにか異常があればまたきてください』というようなもの。」
「まずないと言われた、副作用はほとんどなく安全だと。初期症状が今知れてよかったです」
「でも覚えていなかった。」
「こちらから聞いたら説明してくれましたが、聞かなければそのままだったと思う。」
「パンフには血栓症とは書いてなかった。サイトで初めて知りました。」
「その後医師に記載があり、自分がその症状がありそうと相談しにいったときも特に説明はなく2〜3ヶ月はよくあることだから続けてくださいといわれただけでした」

38件(38.0%)には、医師によるごくごく簡単な説明があった場合も含まれています。
初期症状を知らせているケースでも、
血栓症の副作用を重要視しない慢心が医師にあるように感じられます。

3.自己学習したユーザーは35%


1: 服用前から知っていたし、医師の説明もあった。 8件  (8.0%)
2: 服用前から知っていたが、医師の説明はなかった。 11件  (11.0%)
5: 服用開始後にネット等の情報で知った。16件  (16.0%)

以上の回答を合計すると、35件(35.0%)となります。
このアンケートからはどこで学習したのか明らかにできません。
コメント欄の記載からは、ネットが重要な情報源ではなかったかと推測できます。
「ネット情報で知っていたが、副作用が出やすい体質を知っている医師からも説明はあった。」
「ピルとのつきあいかたで情報収集してましたので知っていました。ですがお医者様から血栓症のことは一度もきいたことありませんね…」

医師がきちんと説明することはもちろん重要ですが、
それとともにネット等の情報も非常に大切です。
短い診察時間での医師の説明が頭に残ることはむしろ稀です。
ピルユーザーがアクセスするサイトで血栓症の初期症状について注意を呼びかけることは、
情報の浸透に大きな意味を持ちます。
2000年代前半までのユーザーはほとんどが「ピルとのつきあい方」を知っていましたし、
初期症状についての情報も学んでいました。
2000年代前半までの血栓症発症数はきわめて少なく、
重篤化するケースもほとんどありませんでした。
「ピルとのつきあい方」は微力ながら一定の貢献をしてきたと自負しています。

4.知らされていないユーザーが35.0%


アンケートでは、
7: 今まで知らなかった。  35件  (35.0%)
という結果になっています。
コメント欄には以下のような記述が見られます。
「子宮内膜症の治療として、ルナベルを処方された時にOCには血栓症になるリスクがあるということを軽く言われたくらいで初期症状については一切知らされませんでした。」
「服用していたのは20代で今はしていない医師も薬剤師も何も言わなかった・・・」
「リスクが上がるのは聞きましたが具体的な症状については説明されませんでした。」
「血栓のリスクが高まる説明は受けたが、初期症状等の説明はありませんでした。」
「服用する前にある程度情報は集めて病院も選んだつもりでしたが…。このサイトで始めて知ることが多いです。」
「血栓症って言って血が固まりやすくなるから、よく水分を取るように…としか聞いていません。諸症状などは今初めて知りました。」

血栓の副作用について話しても初期症状まで話していないケースが多いとの印象です。
血栓症の副作用があるとだけ知っても、ユーザーには何の役にも立ちません。
このアンケートでは「知らなかった」は35%ですが、
全ピルユーザーではもっと高い比率になるでしょう。
早急にピルユーザーに初期症状の情報を提供していく必要があると思います。

5.初期症状を知ることの重要性


深部静脈血栓症の多くは先天的・後天的素因と環境条件が重なって生じると考えられています。
ピル(ホルモン)は環境条件の一つです。
素因がなくても(不明でも)深部静脈血栓症を発症することはありますが、
素因があると格段に発症リスクが高まります。
素因を持つ人はピルの服用で発症しなくても、
他の環境条件や加齢などの条件で発症するリスクを抱えています。
日本人で最も問題となる素因は抗リン脂質抗体と考えていますので、
抗リン脂質抗体を例に説明します。
上のツイートでは抗リン脂質抗体を持つ女性を1万人につき85人としましたが、
これはアバウトな数字です。
日本では抗リン脂質抗体の多くが不育症がらみで見つかっていますので、
実際はもっと多いかもしれません。
抗リン脂質抗体を持つ人がピルを服用すると血栓ができやすくなります。
血栓の初期症状で気づけば大事に至らずにすみますし、
自身の抗リン脂質抗体についても知ることができます。
それはとてもメリットの大きいことなのです。
抗リン脂質抗体がわかっていればそれなりの妊娠管理の方法もありますし、
妊娠以外でも大事に至るのを避ける方策を講じることができます。
血栓症の初期症状を知っていれば、
抗リン脂質抗体に比較的低リスクで気づくことができます。
ところが、血栓症の初期症状を知らなければ、
重篤な症状まで放置することになりますし、
ある場合にはそのまま死に至ります。
知っているのと知らないのでは雲泥の差があるのです。
ピルは環境条件の一つと書きましたが、
他の環境条件と異なりピルは服用を中止すれば消失する環境条件です。
ピルで血栓症リスクが高まるとも言えますが、
ピルで血栓症素因を比較的安全に発見できるとも言えるのです。
そのためには血栓症の初期症状の周知徹底が不可欠です。

6.ピルユーザーの死より普及の方が大事なOC推進派


2000年代半ば以後、副作用について知らせることはピル普及の障害になると考える人々が台頭してきます。
副作用隠しとも言える状況が生じてきます。
いわゆるOC推進派が血栓症や血栓症の初期症状に触れないのは、偶然ではないでしょう。
ピル服用中に肺閉塞が生じて入院中だった白井由香氏が、怒りを込めてOC推進派の言説を批判しました。
白石氏の批判に対して、NPOは「ただ日本国内では「怖い薬」が先行しているため、利点をツイートすることが多いのです。」と弁明しました。
この弁明は、ユーザーの安全よりピルの普及の方が大事と考える彼らの思考を余すところなく示しています。
弁明では「利点をツイートすることが多い」と書いていますが、副作用情報については何も語らないと言えるほどです。
それだけではありません。
「これもピルの副作用?…と思う前に、生活リズムを見直してみて。」は、
たまたまの発言ではなく、確信犯なのがわかるでしょう。
このような言説がいかに危険であるか、具体的に指摘しておきましょう。
ヤフー知恵袋における相談とNPO副理事長氏の回答です。
相談者は、以下のように相談しています。

「ピルの副作用。血栓症とあります。ピルをきちんと服用しだして2シート目です。1シート目から、両足のふくらはぎのだるさ、軽い痛みがあります。 夜、寝ている時に目が覚めてなんか足がだるいなぁということがありました。片方のふくらはぎが少し痛むこともあるし、寝ている時は両足がだるいです。2シート目からも多少あります。これは血栓症を心配したほうがいいのでしょうか?それとも、しばらく飲み続けると治まるのでしょうか?」

相談者は血栓症の初期症状について知識を持っているようで、
血栓症の初期症状ではないかと心配しています。
この相談者に血栓が生じているか否かは別にして、
血栓症の初期症状を疑わなくてはならない症状を訴えています。
以下はこの相談に対する副理事長氏の答えです。

「むくみと考えて良さそうですが。
血栓症の初期症状は激しい胸や頭の痛み・刺すようなふくらはぎの痛みなどです(^-^)」

「紙上診断」で血栓症の初期症状を否定してしまっています。

もし相談者に血栓ができていたとしたら、
放置して重篤な状態に陥ったとしたら、
あるいは死亡してしまったとしたら、
どう責任を取るのでしょうか?
現時点でこのやり取りの閲覧数は824です。
閲覧者の中にはこのやり取りを参考にし適切な対応を取らないピルユーザーも出るでしょう。
「これもピルの副作用?…と思う前に、生活リズムを見直してみて。」
このような考えでピルの「啓発活動」が行われては、
日本のピルユーザーはいくら命があっても足りません。
 

7.ピルは頭で飲む薬

 
1970年、アメリカ上院の公聴会でピルの副作用問題が取り上げられました。
副作用についてしっかり情報提供してこなかった医療に対する怒りが全米に広がります。
この一件を契機にしてピルをめぐる医療と女性の関係は大きく転換していきます。
「ピルとのつきあい方」初編では、「ピルは頭で飲む薬」と書きました。
それは1970年以後の欧米における状況を念頭に置いたものでした。
日本では既に2人の犠牲者が出ています。
この犠牲を無駄にしてはなりません。
自分の身体について知り、ピルについて知る女性。
私は全てのピルユーザーがそんな女性であってほしいと願っています。
そのためには、正確な情報の提供が不可欠です。
副作用隠しがあってはなりません。
頭でピルを飲む女性は副作用をおそれることはないのですから。

関連記事
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日本産科婦人科学会見解(平成25年12月27日)について所感
600人に1人が血栓症に--40歳以上のピル服用について試算
ピルによる血栓症発現率の現状を推測する
ルナベルでも死者 重篤副作用は40歳代に集中、人為薬害の様相
トリキュラー・アンジュによる血栓症等の副作用発現状況
海外での治療目的ピル利用
ルナベル・ヤーズの錬金術
ヤーズの血栓症死亡例について思う事
「ピルは血栓症予防薬」という意外な観点
(アンケート)ピルユーザーに血栓症の初期症状情報は知らせされているか?
血栓症初期症状を説明している医師は21%

2013年9月25日水曜日

(アンケート)ピルユーザーに血栓症の初期症状情報は知らせされているか?

ヤーズユーザーが血栓症の副作用で死亡しました。
血栓症の初期症状が現れると、ピルの服用を即時中止しすぐに受診する必要があります。
ところが、バイエル薬品の発表した事例では、
ユーザーは初期症状が出てもすぐに服用を中止していません。
日本でもピルの処方時には、血栓症の初期症状を伝えることになっていますが、
徹底していないのではないかとの疑念があります。
A-C-H-E-Sは以下の通りです。
A:abdominal pain(severe) 激しい腹痛。
C:chest pain(severe)息を吸う時により痛い鋭い胸の痛み。息切れ。吐血。
H:headache(severe)普段より激しい頭痛・片頭痛。失神・卒倒。
E: eye problems/speech problems 突然の舌のもつれや視力障害(特に片目のかすみ)。
S: severe leg pain 足や手の脱力・無感覚または針で刺すような痛み。
(緊急に受診が必要な症状一覧参照)

項目の取り上げ方には異同がありますが、ピルユーザーにとって血栓症の初期症状を知っていることは必須ですし、
すぐに受診治療すれば大事に至ることを避けることもできます。
日本の実態については、調査がなされていないのでアンケートで調べてみることにしました。
ご協力をお願いします。
なお、関連記事
ヤーズの血栓症死亡例について思う事
「ピルは血栓症予防薬」という意外な観点
もご覧いただければ幸いです。



回答数100時点での集計とコメントはこちらです。

2013年5月19日日曜日

中間集計③ アンケート:あなたのピル(OC)の服用目的は?

実施中のアンケートの内、「アンケート:あなたのピル(OC)の服用目的は?」の回答数が約100になりました。
ありがとうございました。
アンケートは引き続き継続しますが、
中間集計してみました。




服用のきっかけについて

避妊のためが55人(57.3%)に対して治療のためが41人(42.7%)。
治療のために飲み始めた人の比率を年齢別に見ると、
10代100%、20代40.6%、30代75.0%、40代76.5%。
30歳以上では治療のために飲み始めた人が3/4と多数を占めている。

避妊利用について

現在避妊のためにピルを利用している人は76人(79.2%)で、副効果だけは20人(20.8%)。
年齢によるばらつきは小さい。
治療効果だけで避妊効果を期待していない人は20%程度にとどまっている。

副効果について

76人(79.2%)が避妊以外の副効果を期待している。
このアンケートでは生理日調整は副効果としないことにしているので、
生理日調整まで含めるとほとんどのピルユーザーが避妊以外のメリットを得ていることになるだろう。
上の円グラフは回答者全体のデータで、
例によって大都市のある都県が上位を占めている。
左の円グラフは避妊オンリーユーザーのデータだ。
サンプル数が少ないので偶然かもしれないが、
東京埼玉など上位都県が少ない。
右の円グラフは避妊がきっかけで現在は両方のメリットで服用しているユーザーのデータだ。
こちらは、東京・埼玉・愛知が上位を占めている。
副効果メリットに地域差があるとは考えにくいのでサンプル数の問題と思われるが、
現時点の集計ではそのような結果になっている。

【関連アンケート】
アンケート:「女性手帳」に賛成?反対?
アンケート:緊急避妊薬(アフターピル)服用までの時間は?
アンケート:ピル(中・低用量)で生理日が調整できるって常識?
アンケート:あなたのピル(OC)の服用目的は何ですか? →中間集計③
アンケート:ピルの服用をパートナーに知らせていますか?
アンケート:ピル1シートの代金はいくら? →中間集計②
アンケート:今、飲んでいるピルの種類は何?中間集計①

回答がまだであれば是非ご協力願います。

2013年5月11日土曜日

アンケート:「女性手帳」に賛成?反対?

内閣府の「少子化危機突破タスクフォース」が導入を検討している「女性手帳」(仮称)についてのアンケートです。
「女性手帳」は政府で内容を決め公費で配布されるものを指すこととします。
性別・年齢等を選択していただけると、クロス集計できるようになっていますので、 ご協力願います。

【関連アンケート】
アンケート:「女性手帳」に賛成?反対?
アンケート:緊急避妊薬(アフターピル)服用までの時間は?
アンケート:ピル(中・低用量)で生理日が調整できるって常識?
アンケート:あなたのピル(OC)の服用目的は何ですか?
アンケート:ピルの服用をパートナーに知らせていますか?
アンケート:ピル1シートの代金はいくら? →中間集計②
アンケート:今、飲んでいるピルの種類は何?中間集計①

2013年4月13日土曜日

中間集計② アンケート:ピル1シートの代金はいくら?

実施中のアンケートの6個の内、「アンケート:ピル1シートの代金はいくら?」の回答数が約100になりました。
ありがとうございました。
アンケートは引き続き継続しますが、
中間集計してみました。


中用量ピル・個人輸入は除いたアンケートですが、1500円以下はおそらく中用量ピル・個人輸入のユーザーと考えられます。
1500円以下の回答を除いてみても、大きな価格差があるのがわかります。
平均的には2500円程度となるでしょう。

図右側の円グラフは回答者の地域分布です。
上位には政令指定都市のある都道府県が並びます。
6都道府県で過半を超えています。
ピルの普及に地域偏在性のある事が示唆されます。

ピル1シートの値段は、2000円前後が最安値ゾーンです。
1801-2100円と回答したユーザーの地域分布が下の円グラフです。
東京・大阪・神奈川の3都府県で過半を超えています。
安い値段の病院が大都市に集中している事がわかります。

ルナベル・ヤーズの個人負担額が約2100円です。
ピルの最低価格がこの2100円近辺となっている事に注目したいと思います。
ルナベル・ヤーズの薬価が下がれば避妊ピルの価格も下がるでしょう。
逆に言うと、ルナベル・ヤーズの高薬価が避妊ピルの価格低下の障害になっています。

余談ですが、他のアンケートでも京都と広島が「その他」に含まれてしまいます。
当サイト「ピルユーザーが作る病院リスト」にも、
京都と広島の登録は少なめと感じます。
ピルの普及率にはかなりの地域差があるのかもしれません。

【関連アンケート】
アンケート:「女性手帳」に賛成?反対?
アンケート:緊急避妊薬(アフターピル)服用までの時間は?
アンケート:ピル(中・低用量)で生理日が調整できるって常識?
アンケート:あなたのピル(OC)の服用目的は何ですか?
アンケート:ピルの服用をパートナーに知らせていますか?
アンケート:ピル1シートの代金はいくら? →中間集計②
アンケート:今、飲んでいるピルの種類は何?中間集計①

回答がまだであれば是非ご協力願います。

2013年3月12日火曜日

中間集計① アンケート:今、飲んでいるピルの種類は何?

実施中のアンケートの5個の内、「アンケート:今、飲んでいるピルの種類は何?」の回答数が約100になりました。
ありがとうございました。
アンケートは引き続き継続しますが、
中間集計してみました。


ピルの種類ではマーベロンがトップとなりました。
マーベロンバッシングに抵抗した当サイトとしては、感慨深いものがあります。

保険適用のルナベル・ヤーズはあわせて20%程度でした。
保険適用とはいえ自己負担額が、避妊効能の低用量ピルより高くなることもある薬価ですから、
この程度のシェアとなっているのでしょう。

トリキュラーは2位の座を確保していますが、
かつての大きなシェアは守れていないようです。
意外にと言うと失礼ですが健闘しているのはアンジュでしょう。
ノルレボメーカーのブランドなので、
ノルレボ効果で伸びているのかもしれません。

年齢別では20代と30代で8割を超えています。
10代は約3%です。
この年齢構成はいびつな日本の避妊状況を反映しているように見えます。
価格を含めた敷居の高さが10代のピル利用の妨げになっています。
20代のユーザーの約1/3は、ルナベル・ヤーズユーザーです。
20代でも避妊目的のピルの敷居は高いようです。
現時点の集計から日本のピルユーザーは平均年齢が高いと見ることができます。

地域別に見ると、東京が約1/4を占めています。
上位の道府県はいずれも政令指定都市のある地域です。
ピルユーザーの過半は都市住民と言ってよい状況になっています。
リプロライツとしてのピルの位置づけが弱く、
「うれしい効果のある薬」としての位置づけで宣伝されていることも関係しているでしょう。

【関連アンケート】
アンケート:「女性手帳」に賛成?反対?
アンケート:緊急避妊薬(アフターピル)服用までの時間は?
アンケート:ピル(中・低用量)で生理日が調整できるって常識?
アンケート:あなたのピル(OC)の服用目的は何ですか?
アンケート:ピルの服用をパートナーに知らせていますか?
アンケート:ピル1シートの代金はいくら? →中間集計②
アンケート:今、飲んでいるピルの種類は何?中間集計①
回答がまだであれば是非ご協力願います。

2013年2月18日月曜日

アンケート:ピル(中・低用量)で生理日が調整できるって常識?

学校で教えない情報がどこまで普及しているのだろう?
なお低用量ピルで生理日を調整する方法は、
「ピルとのつきあい方」発の情報です。

【関連アンケート】
アンケート:「女性手帳」に賛成?反対?
アンケート:緊急避妊薬(アフターピル)服用までの時間は?
アンケート:ピル(中・低用量)で生理日が調整できるって常識?
アンケート:あなたのピル(OC)の服用目的は何ですか?
アンケート:ピルの服用をパートナーに知らせていますか?
アンケート:ピル1シートの代金はいくら? →中間集計②
アンケート:今、飲んでいるピルの種類は何?中間集計①

アンケート:あなたのピル(OC)の服用目的は何ですか

ピルがどのような目的で利用されているかの調査です。
 
※副効果・治療の定義
副効果・治療とは、月経困難・月経過多・月経不順など月経に関するトラブルの軽減、
子宮内膜症・PMS・PMDD・ニキビなど疾病の症状緩和、
および婦人癌など疾病の予防を指します。
なお、A.飲み始めが月経不順の改善や生理日調整は、「副効果・治療」に含めます。
B.また現在の使用目的が、もっぱら生理日調整の場合は、「副効果・治療」に含めます。
C.上記AおよびB以外の生理日調整は、副効果・治療に含めないこととします。
(理由:)「生理日調整」は、ピルについての知識レベルを反映する指標で、
知識があれば誰でも「生理日調整」を行うものであるため。



【関連アンケート】
アンケート:「女性手帳」に賛成?反対?
アンケート:緊急避妊薬(アフターピル)服用までの時間は?
アンケート:ピル(中・低用量)で生理日が調整できるって常識?
アンケート:あなたのピル(OC)の服用目的は何ですか?
アンケート:ピルの服用をパートナーに知らせていますか?
アンケート:ピル1シートの代金はいくら? →中間集計②
アンケート:今、飲んでいるピルの種類は何?中間集計①

2013年2月12日火曜日

アンケート:ピル1シートの代金はいくら?

ピルの価格についてのアンケートです。 ピルの服用を考えている方の参考にもなりますので、ご協力お願いします。保険適用ののヤーズ・ルナベル・中用量ピルは除きます。
【関連アンケート】
アンケート:「女性手帳」に賛成?反対?
アンケート:緊急避妊薬(アフターピル)服用までの時間は?
アンケート:ピル(中・低用量)で生理日が調整できるって常識?
アンケート:あなたのピル(OC)の服用目的は何ですか?
アンケート:ピルの服用をパートナーに知らせていますか?
アンケート:ピル1シートの代金はいくら? →中間集計②
アンケート:今、飲んでいるピルの種類は何?中間集計①

2013年2月3日日曜日

子宮頸がんワクチンとピルの類似性

相談・意見交換サイトとして最も充実したサイトの一つは、
ヨミウリ・オンライン内の「発言小町 」です。
「発言小町 」は参加者・閲覧者も多く、
一方的な意見のチェックが機能しているように見えます。
その「発言小町」に「子宮頸がんワクチン、夫と意見が合いません 」とのトピが立てられました。
このトピには148もの意見が寄せられました(2013.2.3現在)。
子宮頸がんワクチンに対する積極派と消極派の意見はそれぞれ一理あります。
完全にどちらかが正しいという問題ではありません。
だから、両者は数の上でほぼ均衡しています。
(※ワクチンはHPV感染を予防するもので、子宮頸がんワクチンの用語は正確さに欠けますが、通称を使用しています。)

ピルと子宮頸がんワクチンの類似点
子宮頸がんワクチンに対する積極派と消極派の意見を読んで感じるのは、
ピルに対する見方とあまりにも類似していることです。
ピルと子宮頸がんワクチンのそれぞれについての見方が類似するのは当然のことです。
ピルと子宮頸がんワクチンの類似点を列挙してみましょう。

①セックスを前提 ピルと子宮頸がんワクチンの両者は、セックスをしないのであれば無用です。
両者はセックスをする前提で意味のあるものです。

②予防的 ピルは妊娠のリスクを、子宮頸がんワクチンは子宮頸がんのリスクを、低減するものです。
既に生じた問題を解決するものではなく、これから起きるかもしれないリスクを低減するという点でも共通しています。

③リスクの度合い そのリスクの頻度は誰もが高いと感じるほどには高くない点も共通しています。
予期しない妊娠は誰にも起きることではありませんし、
子宮頸がんの罹患は誰にも生じるのではありません。

④不完全性 リスクを低減するもので、完全になくすものでない点も共通しています。
ピルは妊娠リスクを低減しますが、避妊の失敗が全くなくなるわけではありません。
ワクチンは一定の型のウイルスに有効なのであり、
子宮頸がんを完全に予防するものではありません。
また有効性の持続期間は十分検証されていません。

⑤マイナートラブル ピルの服用初期には、吐き気があったり不正出血があったりのマイナートラブルが現れることがあります。
ワクチン接種時の強い痛みはピル服用初期のマイナートラブルと似ています。

⑥重篤な副作用 ピルには血栓症のような重篤な副作用の生じることがあることも事実です。
しかし、リスクが高まる副作用がある一方で、疾病予防効果もありトータルではメリット・デメリットが相殺されます。
一方、ワクチンが不妊の副作用を引き起こすという根拠はありませんが、
長期的にみると何らかの疾病リスクを高める可能性は皆無ではありません。

⑦「代替手段」 どちらにも「代替手段」が存在します。
予期しない妊娠を避けるためにコンドームの正しい使用は有効な方法です。
定期的検査は子宮頸がんの予防に有効な方法です。
「代替手段」に「」を付けたのは、二者択一的な意味の代替手段ではないためです。

⑧女性だけが ピルは女性が服用します。
ワクチンは男性も接種できますが、主たる対象は女性です。
そのため、女性だけが負担を強いられると考える人がいます。

⑨異性関係の乱れ どちらも異性関係の乱れを連想する人がいます。
予期しない妊娠、望まない妊娠は、パートナーが一人でも生じます。
HPV感染も同様です。
しかし、ピルを必要とするのは多くの異性関係を持つ女性とする偏見があり、
同様に異性関係の乱れがなければHPV感染は防げるとの偏見があります。

⑩性行動の抑止力 ピルやワクチンを服用すれば妊娠や感染の恐怖が減少し、
性行動の抑止力が小さくなり、性行動を促進してしまうと考える人がいます。

⑪コスト どちらも高価です。ピルの年間コストとワクチンのコストはどちらも5万円程度と高価です。

⑫ビジネス言説 ピルとワクチンは医療関係者が推奨することが多く、
その言説がお金儲けのための言説と受け取られることがあります。

⑬途中で脱落 ピルは毎日継続的に服用することが必要だし、ワクチンは3回接種することが必要です。
ところが、途中で脱落するケースがかなり多いのも事実です。

⑭過敏反応 他のワクチンや他の薬品にもリスクはあります。
ピルや子宮頸がんワクチンは、それらと較べてリスクが大きいとか大きなリスクが予見されるわけではありません。
しかし、ピルや子宮頸がんワクチンについては何故かリスクについて過敏です。

⑮安心心理 予期しない(望まない)妊娠も子宮頸がん罹患も確率的には高いとは言えず、
自分は大丈夫と思いやすいものです。


ピルと子宮頸がんワクチンの相違点

①公衆衛生上のメリット 子宮頸がんワクチンには公衆衛生上のメリット(社会全体の感染を減らす)があります。
ピルにはそのようなメリットはありません。

②未解明の副作用 ピルの副作用リスクはほぼ解明されているのに対して、
子宮頸がんワクチンには未解明の副作用リスクがある可能性は否定できません。

③効果の検証 ピルの効果は十分に検証されているのに対して、
子宮頸がんワクチンの効果は十分検証されているとは言えません。

④リスクの度合い ピルの回避する妊娠リスクと較べて、子宮頸がんリスクは頻度的には格段に少ないけれども、
死亡する事もありリスクの程度は重いと言えます。

⑤親の意思 ピルの服用を決めるのは服用者本人ですが、
子宮頸がんワクチンの服用では親の意思が多分に影響します。

⑥公費助成 ピルのコストは本人負担ですが、
子宮頸がんワクチンには公費助成があります。

⑦経験者の発言 子宮頸がん経験者は積極的に発言する傾向があるのに対して、
予期しない(望まない)妊娠の経験者が積極的に発言することは稀です。

⑧副作用を煽る情報 根拠なく副作用を煽る情報は、
子宮頸がんワクチンの方がピルより多いでしょう。

⑨医療関係者 医療関係者の認識は子宮頸がんワ
クチンでブレが小さく、
ピルでブレが大きい傾向があるように思えます。


ピルと子宮頸がんワクチンの阻害要因
子宮頸がんワクチンの接種率は60%を越えたのに対して、
ピルの普及率は2%程度です。
子宮頸がんワクチンの接種率60%は、
必ずしも高い数字とは言えません。
何がピルと子宮頸がんワクチンの阻害要因になっているのか考えてみました。

①医療情報の不備
「発言小町」で子宮頸がんワクチンに対する消極的意見を見てみると、実は「打たない」理由になっていないものも多く見られます。
たとえば、「全ての型のウイルスに有効ではないのに副作用リスクが心配だ」という意見があります。
このような意見は、「無知」な人の意見ではありません。平均以上によく知っている人の意見です。
詳しく知りたい人の情報需要に応じる情報提供になっていないのではないでしょうか。
私なら、以下のような情報提供をします。

現在、年間約12000人が子宮頸がんを発症し、3500人が死亡しています。
その内、HPV(16型と18型)による子宮頸がんは約6割です。

仮に全員が子宮頸がんワクチン(16型と18型に有効)を接種すると、
発症者は年間約4800人少なくなり、死亡者は年間約1400人減少すると期待できます。

子宮頸がんワクチンには、未知の副作用があるかもしれません。
もし、ワクチンにより年間4800人以上に重篤な副作用が生じ、
年間1400人以上の副作用死亡者が出るとします。
その場合、史上最大規模の薬害事件となり、
メリットよりもデメリットの方が大きかったことなります。
ワクチンの関連が疑われる死亡例は現在のところ世界で数例です。

なお、現在約25%の検診率が100%になると、
死亡者数を更に大幅に減らすことができます。
 


上は特段目新しいことを書いているわけではありません。
メリットとデメリットを率直に知らせて、
判断は患者自身に委ねる基本に則って書いてみただけです。
このような情報提供の形が取られれば、
子宮頸がんワクチンに未知の副作用があったとしても、
メリットの方が格段に大きいと判断する人が増えるのではないでしょうか。
ちなみに、子宮頸がんワクチン推進の代表的なサイト。
子宮頸がん予防情報サイト もっと守ろう.jp
しきゅうのお知らせ 子宮頸がん基礎知識
同じ事は、ピルの情報についても言えます。

②医療不信
発言小町の意見表明を見ていくと、
医療不信の影が色濃いことに気づきます。
これは上の①で述べた情報提供の形とも関係しています。
医療情報の提供と意見表明は異なります。
医療系サイトは医療情報を提供しているつもりなのでしょうが、
往々にして意見表明になっています。
判断するのはユーザーとの姿勢が徹底していないからです。
本来、ユーザーにとって不利益となる情報は最大限に記載すべきなのです。
ところが、不利益情報については簡単にしか書かなかったり、
場合によっては不利益情報の否定に力を入れています。
そのような情報提供の形が医療不信を醸成します。
日本人は知的レベルの高い国民です。
客観的な情報を提供することに徹底すれば、
国民は正しく判断するでしょう。
ところが、馬鹿な国民に正しい情報を教えてあげるという姿勢が見え隠れします。
日本のインフォームドコンセントが、
選択を委ねる形になっていない事とも関係しているでしょう。
ピルについてこの傾向はさらに顕著です。
恥ずかしくなるようなバラ色のピル説明はざらにあります。

③動機付け
不十分さを持つ情報の中で6割の人が、
子宮頸がんワクチンを受け入れています。
それは動機付けが明瞭だからです。
子宮頸がんに罹患する確率は低くても可能性は排除できない、
罹患すれば死亡のリスクまで生じる、
ワクチンは罹患のリスクを低減する。
ここには明確な動機付けがあります。
そして、子宮頸がん経験者の声がこの動機付けを強化しています。
その結果が6割の人々の受容に結びついています。
ピルの普及している国では、
上記と同じ動機付けが作用しています。
ところが、日本のピルはこの動機付けが不明瞭になっています。
ピルは性感染症を防げない不完全避妊法であるとされる一方で、
生理痛の緩和効果などが強調されます。
その結果が普及率の停滞となっていると考えています。

④価格
子宮頸がんワクチンの接種率は全体で6割ですが、
ばらつきも大きくなっています。
子宮頸がんワクチン接種率6割超え 受診率ばらつきも
上記の記事では、自治体による補助率がばらつきの要因だと指摘しています。
日本のピルのコストは高すぎです。
ピルの高いコストがピルの普及の阻害要因になっています。

※アンケートはワクチン反対派の方が作成したものの借り物です。
(正)接種(誤)摂取
当ブログにアンケート設置時点(2013.2.13) 42件(11.9%) 31件(8.8%)268件(75.7%) 13件(3.7%)