一つ目。
避妊の教育はしない、緊急の事態が起こっても、病院に行って緊急の避妊薬をもらおうにも、とても高くてお金がない、そんな若者をどう救えばいいのでしょう。 イギリスでは、基本は「教育」。それを補完するものとして、ピルの提供や緊急避妊の薬も手に入りやすくする。日本は全く逆なのです。教育はしてはいけない、緊急の事態が起こっても、手に入りにくくする。 http://miyoko-diary.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-fd90.html |
二つ目。
緊急避妊薬をOTCとしていいかどうかは議論のあるところだろうが、それにしても驚くのはその価格。なんと1回分(2錠)で1万円という価格設定がなされている。これは医療機関への納入価格だから、実際に患者が病院で支払う金額は1万3千~1万5千円程度になるだろう。これは諸外国と比べて破格の高値である。 ************ 病院に行かなければ手に入れることが出来ない、しかも高価格。かなり敷居の高い薬にされてしまっている。これらは全て厚労省が決めることなので、我々には如何ともし難いが、もう少し何とかならなかったのだろうか? ****************** この極めて高い価格は、薬事行政側が敢えて敷居を高くする目的で設定したものと考えざるを得ない。その背後には、「こんな薬を気軽に入手できるようになったら、性のモラルが乱れるのじゃないか」といった思惑があるのだろう。しかしこれは余計なお世話であって、ある意味女性を蔑視した考えとすら思える。 緊急避妊薬の最大のメリットは人工妊娠中絶を減らせられるところにある。中絶が女性の体に与えるリスクに比べれば、薬のリスクなどほとんど無いに等しい。何よりも、生命を握りつぶす中絶行為が回避できることは女性にとっても我々にとっても救いである。 http://plaza.rakuten.co.jp/bbcozy/diary/201106060000/?scid=we_blg_tw01 |
上には2つのブログを紹介しました。
この2つ以外にもノルレボ政策の理不尽を指摘する医師がいます。
しかし、「適正化」路線推進側にとって、それは想定内のことでしょう。
不満があっても従わざるを得ない、
と見くびられています。
2番目のブログでは「女性を蔑視した考えとすら思える」と指摘されています。
もっともな指摘なのですが、日本の高尚なフェミニズムはこのような問題に多分関心がありません。
日本はお上が好き勝手できる国なのです。
ただ、以前と少しだけ変わった点があります。
ごく少数ですが、日本にはピルユーザーが生まれています。
ピルユーザーから反発の声が上がる可能性がありました。
しかし、・・・
もう一つのノルレボ物語(10)に続きます。
2000年に起きた異変
緊急避妊フィーバー
「適正使用」路線の第一歩
ソフィア狩り
プラノバール潰し
ノルレボ高価格の舞台裏
奇妙な親切
乱用幻想のプロパガンダ
良心的医師の悲鳴
親鸞は弟子一人ももたず
隠された情報
「適正使用」の代償
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